アイ・アム Shellyさん

アラサー男子。思考のアウトプットのため、日々の思いをつらつら。趣味は読書と洋裁。

日記#8 KITAKAGAYA FLEA 2023 AUTUMN & ASIA BOOK MARKET

 

Im Shelly

 

こんにちは。いつもご覧頂きありがとうございます。

昨日はキレイな真んまるなお月さんでしたね。

十三夜というみたいです。

十五夜は聞いたことありますが、色々種類があるんですね。

 

 

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さて、10/28に北加賀谷のクリエイティブセンター大阪で開催されていた「KITAKAGAYA FLEA 2023 AUTUMN & ASIA BOOK MARKET」へ行ってきました。

とても楽しかったので、今日はアートの街・北加賀谷でみてきたものを紹介したいと思います。

 

KITAKAGAYA FLEA 2023 AUTUMN & ASIA BOOK MARKETの感想

 

Tips

 

KITAKAGAYA FLEAとは

大阪にて編集業をメインに、ローカルカルチャーマガジン「IN/SECTS」を発行している

「LLCインセクツ」が主催のイベント

2016年より、年に1度のペースで、大阪・北加賀谷を舞台に開催されており、本・音楽・食・雑貨などあらゆるカルチャーが混ざった見どころ盛りだくさんのマーケットイベント

 

参加の目的

僕が今回参加した目的は5つ

(といより、「X」のタイムラインを見るまで僕はこのイベントのこと自体全く知りませんでした)

 

  • 安達茉莉子×土門蘭トークショー
  • 約80店のインディーズ出版社等が参加。百万年書房や三輪舎も出店。
  • Goma×U-zhaanのコラボライブ
  • 手作り雑貨のお店がある
  • 入場料が500円

 

大好きな、土門蘭さんと安達茉莉子さんのトークショーGomoさんとU-Zhaanさんのライブが生で見たい。もっと、知らないインディーズ本ZINEを読みたいという思いで参加してきました。そして、何よりも入場料激安のワンコイン!

 

会場の様子

場所はクリエイティブセンター大阪(名村造船所跡地)。

北加賀谷の街はアートの街。クリエイティブセンター大阪の壁にも見事な壁画。

クリエイティブセンター大阪

余談、クリエイティブセンター大阪の前には、家賃月18,800円と激安で素敵な穂高荘・乗鞍荘・白馬荘」という名前の素敵な文化住宅があった。

3軒見事に並ぶ。まるで山小屋。

 

フロア内は

1F フードエリア

20店舗ほどお店が並び、スパイスカレーや台湾フードなど関西の有名店が多数。

 

2F ワークショップと手作り雑貨のお店、音楽ステージ。

障がい者の作業所で作っているカッコ良く、サイケディックな雑貨や服のお店がありました。福祉×アートの分野は、障がい者の賃金向上にもつながるので、応援したくなります。なかでもPaletteさんのスカジャンが良かったです!

淀川区の作業所「Platte」さん

このスカジャンがかっこよかった。

3F トークショーブースと出版社や本屋が主に並ぶ。

東京や岐阜など他県からも店来ていました。

沢山の出版社。本や雑貨がひしめく。

その他、ワンコインヘアカットの店や、ボードゲームや石をつかったゲームのブースがあって、とにかくどこを見てもたのしい。

谷6の美容室から、Little Birdsさん

買ったもの

ざっとこんな感じで買ってきました。

六甲山山麓自然農園さんで柿と菊芋

兵庫県西脇市仲井商店さんの播州生地

400円/mと破格。生地は少し春夏で薄手でしたが、綺麗な格子柄で一目ぼれ。シャツ用に購入。



アジア雑貨店のムクウイさんで見つけた中国のハンカチ。

うしのイラストがレトロでかわいい。

奈良県Foo Stitchさんで、ハトのテキスタイル生地。

今持っているピンク系の生地でシャツを作る際、衿のワンポイントに使う予定。




百万年書房さんで、大原扁理「なるべく働きたくない人のためのお金の話(百万年書房)」

ずっとAmazonのほしいものリストに入れっぱになっていた本。こうやって、出版社の方から直接買えるのがいいですね。

「以前この本を買った男性が、読んだあと影響を受けて、すぐに会社辞めちゃったらしいです」と北尾さんから、本のレコメンドをもらう。確かに読んだら、すぐにでも仕事や、嫌なことをやめたいと思ってしまった。



『生活の批評誌』編集部さんで、「みんなでひとり暮らし(めだかZINE編集部)」

文学フリマ大阪で、こちらの編集部の方が作ったZINE「たいやきやいた(ライティング同好会)」を買ったことがあり、それがとても面白かった。この「みんなでひとり暮らし」は同じ作者の方が関わったということで購入。編集部の女性3人で、家賃19,000の文化住宅に住んでいたときの様子を書いたものらしく、生活に関わる本が多い。装丁のイラストもかわいい。




ビーナイスの本屋さんで、僕のマリ「すべてのあたたかい海(自費出版)」

僕のマリさんは、百万年書房の北尾さんもおススメの若手エッセイスト。百万年書房でも新刊はあったが、こっちを購入。2023.1~の日記が書かれている。

数ページだけ読んだけど、文章が温かく、感情が上手に書かれている。読むのが楽しみ。

包装の紙袋もかわいいですね



三輪舎と生活綴方出版部さんで、安達茉莉子「毛布 あなたをくるんでくれるもの(玄光社)」とZINE「文集バイト(生活綴方出版部)」

安達さんも店頭に並んでおられ、購入本にサインをもらう。安達さんから「私のはじめてのエッセイ本なので、うれしいです」と話してもらう。著者と対面で交流ができるのがブックマーケットの大きな魅力だと思う。

生活綴方出版部では独自のZINEが沢山並んでいました。どのZINEもサイズ感、表紙のイラストが良く、ただ並んでいるだけでも見ていてワクワクします。「文集バイト」は、生活綴方出版のZINEで一番売れている本とのこと。THA BLUE HARBのことが書いてあったので、気になって買ってみた。

これ全部、ZINE!沢山!

 




見たもの

安達茉莉子×土門蘭 トークショー「書く生活」

今年見たB&Bでのトークショー同様に、マイペースな安達さんと、しっかり者の土門さんの掛け合いが楽しあっという間の1時間だった。

土門さんの「昔、出版社を立ち上げていた話」「養老孟子さんのインタビューで学んだ自然に触れることと情報化について」と、安達さんの「文章を気持ちよいリズムで書くこと(Rhythm & Poetry)」の話が面白かった。

Goma meets U-Zhaan

めちゃめちゃかっこよかった。初めて聞くふたりのライブ。Gomaさんのディジュリドゥから聞こえる低音が身体に響いた。一体いつ呼吸しているのか、口だけパフォーマンスする不思議な楽器。U-zhaanさんのタブラーは、はじけるような高音から、水しずくのような透き通る音、ドラムの低音など、両手から無数の音が響き渡る。この規模のライブでアンコール付きで、1時間弱、体揺れまくりでした。

 

感想

はじめての、「KITAKAGAYA FLEA 2023 AUTUMN & ASIA BOOK MARKET」でしたが、入場料500円では考えられないぐらい楽しいイベントで、また来年も来たい。

 

今年、僕は世の中に無数の出版社がある事を知りました。

それは文学フリマに参加して、こんなに大勢の人が本を作って売っているのを見たことがきっかけで、大変衝撃的なものでした。

大型書店では取り扱っていない本でも沢山存在していて、面白い本が山のようにある。

表現は個人の自由であり、それをどう感じ面白いと思うか、それもまた読み手の自由。楽しんだものが一番ということです。

本・作者、出版社を知ることで、そのファンとなり、その推し活ができるのです。

本のライブ感が、こういうイベントには流れています。書店では味わうことができない、大切な空間です。

 

今年は土門蘭さんの「死ぬまで生きる日記(生きのびるブックス)」を読んで、読書にのめりこみ、8月の安達茉莉子×土門蘭のトークショーで、安達茉莉子さんの「私の生活改善運動」を読み、ふたりの大ファンになりました。

 

高校生のとき雑誌「blast」でみた、なぞの木を演奏するGoma。当時、アルバム「Million Breath Orchestra」も買った。まさか、20年して彼のライヴまで見れるなんて思いもしませんでした。

 

さらに盛り上がることを、心から期待しています!

夜になって、その怪しさがより一層際立つ「白馬荘」「乗鞍荘」「穂高荘」たち…