アイ・アム Shellyさん

アラサー男子。思考のアウトプットのため、日々の思いをつらつら。趣味は読書と洋裁。

日記#6 蛭子能収「最後の展覧会」 病気になって最後の展覧会よかった


Im Shelly

 

こんにちは

 

いつも御覧頂きありがとうございます!

 

先週は 蛭子能収「最後の展覧会」 を観に東京へ出かけてきました

東京観光は10年ぶりぐらいで、色々散策できて楽しかったです

 

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さて、折角なので、その蛭子能収「最後の展覧会」について書こうと思います

 

根本敬 presents 蛭子能収「最後の展覧会」を見てきた

公式HP:

www.akionagasawa.com

※すでに展覧会は、2023/9/30で終了しています

 

きっかけ

9月のある日、僕の”X"のタイムラインに流れてきた

 

なぜ、フォローしていない井上咲楽さんのポストが流れてきたのかは不明でしたが

「えっ、こんなのやってるんだ」と思い、そわそわしました。

岩井ジョニ男のTシャツを着こなす、井上咲楽さんにも好感をもち、早速彼女をフォローしました。

 

蛭子さんは数年前にご自身が、アルツハイマー認知症であることを公表されていました。正確にはアルツハイマー認知症レビー小体型認知症の合併症。

 

アルツハイマー認知症は、現在の医療では進行をゆるやかにできても、完治や回復することはできない病気です。進行の程度によっては、モノを書いたりはもちろん、食事をすることも忘れてしまいます。レビー小体型認知症は、歩行障害や幻覚などの症状も進行とともに現れます。

 

僕は、この進行性の病気を抱えた蛭子さんの、”今の最新の表現”を見なくてはと思い、この機を逃せないと、東京へ行くことにしました。

 

ガロ時代の漫画などを読んだことはない、「TVミーハー」な僕ではありますが、TVの蛭子さんが好きでした。

 

展覧会の概要

根本敬presents蛭⼦能収「最後の展覧会」展

この度、AkioNagasawaGalleryAoyamaは、蛭⼦能収個展「最後の展覧会」展を開催致します。蛭⼦能収は1947年⽣まれの漫画家です。⻑崎商業⾼校卒業後に看板店やちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て、26歳で『⽉刊漫画ガロ』誌上にて漫画家としてデビューしました。俳優やタレントとしても活躍し、2020年に認知症であることを公表しています。本展では、「特殊漫画家」根本敬監修の元、全点描き下ろしの新作を発表致します。この機会に是⾮ご⾼覧下さい。

(公式サイト:プレスリリースより参照)

 

会場内

会場 AkioNagasawaGalleryAoyama
(すぐそばには、バチェラー5で見事最後1名に残った、大内悠理さんの経営する、
シーシャバー「煙山」があった!)

11:00の開演ピッタリに到着。

 

会場と同時にすでに中には10名ほどのお客さんがいました。

その後も、ギャラリー内は入れ替わり立ち代わり、常時15人前後のお客さんが見に来ておられ、とても盛況な様子。

20畳ほどのギャラリーの中に、21点の作品が展示されていました。

 

作品

根本敬さんにお話を伺ったところ、制作は今年の春ごろから始まったそうですが、

絵のほとんどは、7月ごろから集中して描かれたものだそうです。

 

ピンクやイエロー、オレンジ等ビビッドな色彩を使って描かれたものが多く、絵のタッチは太く描かれた線や、文字になっていない言葉が描かれています。

 

絵って自由に描いていいよな、今の自分の表現を描けばそれだけで迫力は伝わるんだなと感じながら見ることができました。

 

「えびぬき」

「ただいまー」

「どうろにねころがる」

「オレはこっちだと思う」
これ、個人的に好きです。ピンクの色見と、どっちにいくのかな?と想像してしまう

「ヘンなおじさん」



「ほっとした」
タイトルとのギャップを感じる。けど、一息つけたんだね。よかった

「ぜったいにあるたいとる」

「苦労がない」
左にみえる「ガイコツ」の文字

「どろンがいたよ!!」
タイトルがどれもかわいげがありますね

「私はバカになりたい」

「マルタきょうていじょう 勝つか負けるか??」
蛭子さんといえば競艇、麻雀

「こわいチケット」

「もういっしょうですか?!!」

「ガチャパイなんかいいんだよう」
…ガチャパイ?

「きょうだいげんか」

「また次のとびら」
えりなとは誰なんでしょう?

 

「ギクッ」
蛭子さんの漫画って感じ。足がはみ出てるのもいい!
「やすいのでいいです」の謎の書き足し

「東京にまけた男」

「untitled」1986年の真昼の暗黒展 出展作品
蛭子能収×根本敬 合作

 

根本さんが書き下ろした 絵描いている蛭子さん

「まだされた9人」
この作品が1番最初に描かれた物だそうです。今回の作品の中で1番大きな作品でした!

蛭子さんははじめ、自身が描いた絵を「小学生みたいな絵だな」と評していたそうです。それを根本さんは蛭子さんへ「いやこれは、今の蛭子さんにしか描けない絵だ」と答えてあげたと仰っていました。

 

最初に描いた絵が「だまされた9人」、作品を描く間も物忘れなどの症状の進行もあったようで、線がゆがんだり、文字が正確に書けないこともあったみたいです。

 

絵の隅には「エビスヨシカズ」と書かれているものもあれば、もう判別できないものもありました、わざとそうして書かれたものかもしれませんが、僕はそこにも蛭子さんの今と生きてきた生活を感じることができました。

 

最後に

帰る間際に、偶然、蛭子さん本人も奥様と一緒にご来場されました

「だまされた9人」の前にてピースをする蛭子さん
シャツの柄が総虫でかなりかわいい

根本さんが蛭子さんへ「蛭子さん、この絵(「だまされた9人」)売れたよ!」と、伝えると、「そうなの?へー」と、どこか落ち着いている様子(作品はもちろん、すべて完売御礼)。

 

歩きもしっかりされていて、とてもお元気そうでよかったです。

一目見れてよかったです。