アイ・アム Shellyさん

アラサー男子。思考のアウトプットのため、日々の思いをつらつら。趣味は読書と洋裁。

初・講談 あべのハルカス寄席

Im Shelly

 

こんにちは

いつも御覧頂きありがとうございます

 

昨日は台風で外の散歩ができず、今朝近所を歩くと

木の枝や葉っぱなど台風後の残骸がいたるところで見受けられました

小学校では用務員さんが朝から清掃をされており、今日も朝から清掃されている皆さんお盆にご苦労様です

 

"あべのハルカス寄席"へ行ってきたよ

さて、今日は先日行った あべのハルカス寄席 について少し書いてみようと思います

皆さん寄席ってご存じでしょうか

僕は「なんばグランド花月」や「ルミネtheよしもと」のような漫才やコントを中心の舞台や落語の独演会などは行ったことはありますが、寄席小屋は今回初めて

 

関西や関東では演芸文化は盛んで、演芸をまじかにみれる場所というものが実は沢山あります。有名なところでいうと大阪天満にある繁盛亭西成区にある動楽亭、神戸新開地にある喜楽館など。

 

現在、探偵ナイトスクープなどで活躍されている女性落語家の桂二葉さんの落語を

一度聞きたく、彼女のHP(https://katsuraniyo.com/)を見ると8/14に天王寺あべのハルカスにて「あべのハルカス寄席」という公演に参加されるとのことで行ってきました。

ウィング館9F 催事場の奥にある「SPACE9」

場所はあべのハルカス寄席9Fにある SPACE9

公演は2部制 13:00~14:00と14:30~15:00のともに1時間ずつ

チケット料金は各1500円 2部通し券なら2000円

チケット販売は前売りがなくすべて当日券のみ

(http://kintetsuartkan.jp/other/yose_info_2308.html#7)

※ホームページにはそれ以上の情報もなく何時から前売り販売かがわからなかった…

 

20分前に到着 すでに50人ぐらいが前売りを待っている

ということで、当日券欲しさにSPACE9へ

X(旧:twitter)で調べたところ 当日券は11:50から先着順に販売されるとのことで11:30に会場に到着。すでに50名ほど並ばれていました。

とくにこの日の1部には桂二葉さんが出るためか最終100名以上の方が並ばれていたのではないでしょうか。

劇場キャパは座席が100席あとは立ち見で数席の予定。1部は立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。

客層は年配の方が多かったですが、小さい子もちら。

桂二葉さんと同じおかっぱの子が可愛らしかったです。

この日の香盤 1部が桂雪鹿、桂枝曾丸、桂二葉

2部は桂阿か枝、旭堂南海笑福亭松喬

当日券販売時間にはかなり混んできました

無事整理券ゲット! 僕は2部通しで購入

整理番号券をもらったら、開演前まで少しハルカス内を散策して待ちます

1部だけ見に来る方が多めだったので、1部は50番目の整理券でした

 

中はこんな感じで結構手作り感もありますが、チケット代を考えると十分です。
皆さん桂二葉さんの話をされていたので、人気がうかがえます

開演約3分前から袖から太鼓と笛、拍子木の音が聞こえます。まもなく本番ですとのお囃子です。これがすべて当日の出演者の方やお弟子さんが生で演奏しており、結構な迫力があります。また会場もこじんまりとしているので聞いていて気持ちがあがました。

 

各内容はさておき、

 

2部とも公演を見て、僕が一番印象に残ったのは講談師の旭堂南海さんでした

演者6組の中、講談は旭堂南海さんだけ。

講談といえば、神田伯山さんがこの数年人気があり、Youtubeやオーディオで拝聴した程度ではありますが生で講談を聞いたのはこれが初めて。

 

内容は江戸時代に淀屋橋の米屋をまとめた女性の話で、享保の飢饉により田舎では食べるものがなくしょうがなしと大阪市内に子を捨てに来る親が多かったようです。その事実をしった女性は大阪市内から捨て子を片っ端から集めてどうにか食べるものに困らない様に面倒はみるそんな優しい方でした。しかし、そのうち大阪市内も米が不足し、いよいよ子供たちが食べるお米がなくなった。女性は老舗の大屋敷の蔵にはまだ米が残っており、高値になるのをまって売るために隠している米があることをしる。自身の親方へ相談しそのお屋敷に頼んで米を分けてもらえないか相談するもそれはできない相談だと断られてしまう。しかじか…というお話

 

旭堂南海さんのすごさは、本筋前の枕が面白いことと本筋の話が始まると目の前に江戸時代の上方の世界がばっと広がり世界観に引き込まれることです。

神田伯山さんの講談や落語でも有名な師匠方のお話も、江戸の風・上方の風を感じてまるで自分がタイムスリップしたような錯覚に陥りる体験ができるのですが、今回6名の演目のかなでも一番その引きつけ力が一番強く自然に言葉が身体にしみるような感覚になりました。

上方と江戸の演芸の大きな違いは話の道中や最後のオチの部分まで笑いをふんだんに入れ込むのが上方だと僕は思っています。ただ、そのせいで少し話の本題からぶれることがあり、少し違和感を感じてしまうことも正直ありましたが、南海さんの講談は講談の本筋の中にも随所に笑いが入り、また本筋に引き込んでというバランスがとてもよく、どんどん引き込まれていきます。最後には感動までしてしまうそんな素晴らしい講談師さんでした。

 

www.youtube.com

終わってからもYoutubeなどで”旭堂南海”と検索して色々動画をみています。ぜひ、また狙って見に行きたいと思いました。

約2時間の公演で2000円でこんだけ楽しめる寄席はすばらしいエンタメだと今回改めてきずかされました。また行きたいですね

桂二葉さんの酔っぱらいの演技はさすが!見ていて演技だけで笑えます

旭堂南海さんの演目は「奴の小萬」