アイ・アム Shellyさん

アラサー男子。思考のアウトプットのため、日々の思いをつらつら。趣味は読書と洋裁。

読書感想#4  和田秀樹「不安にならない技術」

Im Shelly

 

こんにちは

いつも御覧頂きありがとうございます

 

昨日は台風の影響からか(近畿圏は通過しませんでしたが)

1日曇りで湿った空気の大阪でした

気温も最高32度と連続猛暑日記録が一旦途切れました

 

さて、最近は身体の調子がいい日が多く

色々と日々思う中で欲が出てきています

例えば、

  • 朝もう少し早く起きて、目覚めから元気に動きたいな
  • 毎日少し退屈で、何かイベントやどこかへ行って刺激がほしいな

なんてことです。普段健康に生活している人であれば当然すぎり感覚だと思いますが、自分にしてはかなり前に進んだ気がします。

何事も新しいことを始めるのが1番手っ取り早いかと思い

ちょっと前に動画の編集でも始めようかと携帯で洋裁中の僕を撮影したりしました。

編集してYoutubeに載せてみようかと思っています。

昔に映像編集の仕事をした経験があるので、自分の結婚式で使用したVTRなんかは作ったこともあり、真っ新な素人ではないのですが、この休職の間に改めて動画編集を始めて収入源を増やしておくことはできないかという気持ちです

でも、お金を中心に考えてしまっているので、捕らぬ狸の皮算用ではないですが、理想を持ちすぎていて楽しい気分ではないので、そうですね、「男性でも自宅で洋裁の趣味ができるし、そういう仲間を増やしたい」ということを目的に始められるといいのではと思う。

 

読書がインプット中心になっていて、ノートにまとめたりできず滞ってしまっています。1週間前に和田秀樹さんの「不安にならない技術」を読んだのでここで感想を書いておきたい。

 

約100年ほど前に日本人精神科医森田正馬医師が神経症(不安にとらわれやすい人)への治療として「森田療法」というものを提唱。世界でも認知されています。

作者の和田秀樹さんは「アドラー心理学を劇薬、森田療法を妙薬」となずけて、知名度の高いアドラー心理学もあるが、日本にも森田療法の心理学というすごいのがあるぞ!とわかりやすく考え方を解説しておられます!

 

神経症とはこここでは不安神経症強迫神経症、身体神経症の3つを指します。

  1. 不安神経症…パニック症など
  2. 強迫神経症…手を何度も洗ったり何度も確認をするような行為
  3. 身体神経症…心気症など

このような症状をもっていると、人に会うことや出かけることもできなくなり社会生活に支障をきたしてしまう、そんな人が世の中には沢山います。僕もそのうちの1人です(僕はパニック症のような症状があり、人混みやお店などで急な不安感を感じることがあり、時には吐き気や動悸などの気分不良になります)

 

主な原因としては

  • とらわれ。"こうあるべき"思考
  • 不安をよくないものとして排除しようとする

例えば、対人恐怖症の人が「自分は人前にでると顔が赤面してしまうので、人と会うことが不安でしかたがない」という訴えがあったとして、この患者さんの気持ちとしては”赤面しないようにしないことで人と話せるようになる”や”赤面は恥ずかしいことだ”という思いがあります。これこそが、「とらわれ」であり、「こうあるべき思考」であるということになります。

 

森田療法では「あるがままなすべきことをなす」という考え方があります(僕もなるべく意識するようにしています)

「あるがまま」とは、不安や嫌と感じた湧き上がる感情にあらがうのではなく、ただその感情が過ぎるまで眺めること。なぜかというと湧き上がる感情というもの自分でコントロール”できる"か"できない”で分けた場合 "コントロールはできません"。感情とは自然現象であり、今こうしている間に「不安になりなさい」「顔を赤面させなさい」と言われても無理なことです。つまり、気分や感情に左右される必要はなく、その対処は”そのままにしておく”ことが最善策であるというのが森田療法の考え方。逆に気分に左右されてしまいすぎると「とらわれ」状態となり、「なぜ自分はこんなに不安を感じるんだ!」と負のループから抜け出せなくなってしまいます。これを「精神交互作用」と森田療法ではいいます。

 

「なすべきことをなす」とは、端的にいうと「他に目をむけなさい」ということ。

不安なままなら不安なままで「あなたにとってやりたいことを達成するために”今”できることに少しずつ手を出して行動をしてみる」。行動をすることで、流れが生まれ少しずつ気分にも変化が訪れて、いつしか目の前のことに集中して、それまでの感情が徐々に身体から追い出されるようなイメージ。

 

人は誰でも「よりよく生きたい」という発展向上欲があるが、不安にとらわれやすい人はそれが強い傾向にある。「○○でありたい」という欲が、日々のストレスや性格のまじめさによって、いつしか「こうあるべし」という思考に成長してしまうことがありそれこそがうつ病神経症を悪化させてしまう。

この”こうあるべし”の手前に隠れた”○○でありたい”という強い欲求を森田療法では「生の欲望」といい、自分の本当の欲望に目を向けることで客観的に自分の気持ちの変化と向き合うことができる。物事を解決する道は”これだけ”と1つだけでなく、複数選択肢を持っていていいということ。

 

この”○○であるべき”思考から脱却するためにも、他のことへ目を向ける=なすべきことをなすことが解決策となる

 

常に自分の気持ちに「何のために?」と問いかけをして、自分本来の「生の欲求」を自覚して過ごすことができるとよりよい生活が送れるのではと思いました。